2009年9月26日土曜日

スクワットスイッチ

引込脚は便利でカッコいいが、地上でうっかりレバーを引いてしまうとさあ大変。
そんなうっかりさんのための安全装置がこの「スクワットスイッチ」。
地上にいる時は機体の重みでスイッチが「オフ」の状態なので、ギヤレバーを動かしても作動しません(上の写真)。

機体が浮上すると今度は脚が重みでぶら下がった状態になります。するとこのスイッチが押されて「オン」の状態になり、脚挙げの動作が始まります(下の写真)。これがひざの曲げ伸ばしに似ていると言うのが名前の由来です。

これはパイパー社の「セミノール」という飛行機の例ですが、結構この手の仕組みがポピュラーです。ただし、すべての飛行機がこの安全装置をもっているとは限りません。飛行機のマニュアルをよく読んで調べておいてください。

更に、この安全装置は、機体が地上で落ち着いている時には安全ですが、着陸直後などまだ上下している時は当てになりません。そこでうっかりギヤレバーを上げると・・・考えたくもないことが起こります。

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