プロペラガバナーの位置
「プロペラガバナーはスピナーの中にある」というのは大間違い。
教官クラスになっても約半数の人はそう信じ込んでいる。実物を見てみるとそうではないことが分かるんですが。
これはパイパー「セミノール」のガバナーの例。プロペラ直後のエンジン上に横向けに取り付けられているのが分かります。同じパイパーの「セネカ」やビーチクラフトのバロンもこの位置です。
次の写真はパイパーの「アロー」のガバナー。写真では分かりにくいですが右手がエンジン、つまり飛行機の進行方向で、左手が胴体です。このようにエンジンの背中についている例は他にはビーチのトラベルエアーなんかです。
この二通りがもっともポピュラーな位置です。スピナーの中にはガバナーはない。スピナーの中にあるのは実際にピッチを変化させる機構です。
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