2009年10月7日水曜日

燃料ポンプ

セスナのような高翼機は翼のタンクから燃料は重力で勝手にエンジンに降りていきます。低翼機の場合はエンジンより低いところにタンクがあるため、ポンプでくみ上げる必要があります。
通常一つのエンジンにポンプが二つあります。なぜ二つ?ポンプを回す動力は、いつも回ってるもの、つまりエンジンが回すようにすればわざわざ専用の動力を持たせる必要がないですね。ところが、それが壊れてしまったらどうなる?そんな時のバックアップ用にもう一つ、電動ポンプがついています。
最初の写真はパイパーアローのエンジン駆動燃料ポンプ(engine driven fuel pump)。実は回転式でなく、昔の井戸のポンプみたいにハンドルを上下に動かす往復式です。エンジン駆動式なのでエンジンの傍、アローの場合は後ろにあります。

下の写真は同じくアローの電動ポンプ。エンジン駆動式のものが壊れて、エンジンが止まりそうな時に使う他に、エンジンスタート時のプライマー代わりとして、離着陸時にもバックアップとして使います。コクピットのスイッチでオン・オフできます。

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